1950-02-06 第7回国会 衆議院 通商産業委員会 第6号
先刻風早委員のお言葉の中にも、鉱工品公団のお話が出て参りましたが、鉱工品公団は決してむりな整理はいたしておりません。かえつて関係方面からこれだけの定員にしろということにつきましても、職場転換その他によつて、なるべく失業者を出さないように、大臣の配慮もありましたように、定員も、順次処理されて行く。
先刻風早委員のお言葉の中にも、鉱工品公団のお話が出て参りましたが、鉱工品公団は決してむりな整理はいたしておりません。かえつて関係方面からこれだけの定員にしろということにつきましても、職場転換その他によつて、なるべく失業者を出さないように、大臣の配慮もありましたように、定員も、順次処理されて行く。
○益谷国務大臣 むりな整理をいたしたために日雇い人夫を使つておる筋合いじやございません。御承知の通り地方の建設局は、仕事の量等を見ても第一線の仕事をするのであります。その仕事の量によつて日雇い人夫を採用いたすのであります。また共産党員、組合の幹部のみが日雇い人夫にも採用せられないという結論になるとの仰せですが、このゆえをもつて一律に人夫として使わないという筋合いじやない。
ところがむりな整理をやつたために、ただちに人手が不足になつて、どうしても臨時雇いなりあるいは労働強化をさせなければならぬというようなことで、たちまち費用に困つてしまつた。それでしかたがなくて備品費や役務費をこれに流用してしまつたという事実があるのでありますが、この点は国鉄の場合と同じように、こういう費用を流用しているという事実は、私は非常に遺憾だと思うのであります。
大体運輸省は現業本位の官廳であつて、現業は労働基準法を嚴格に施行する場合において、実際問題として、そうむりな整理はできぬのじやないか。